2012年01月18日

「ウルティマ恐怖のエクソダス」から学ぶ はじまりを大切にする

「ウルティマ 恐怖のエクソダス」から学ぶ
はじめのとっかかりだけがんばろう

はい。改めましてこんばんわ。
ゲームに挑戦する、ということで、昨日から
「ウルティマ 恐怖のエクソダス」
に挑戦をし続けているわけです。

「ウルティマ恐怖のエクソダス」から学ぶ はじまりを大切にする


※こうして画面を見ていると
ドラクエとあんまり違わないように見えるでしょ?(笑)


で、ある程度メドが立ちまして、
これからクリアに向けていけるぞっ!!!
って、状態になったところで、
今夜の記事を書こうと思いまして。

「ウルティマ恐怖のエクソダス」から学ぶ はじまりを大切にする


※ ちなみにこれ、ダンジョンの中ではなく、街の中なんです。


いくつか学びはありましたが、
まずはこの「ウルティマ」になんで小学生の頃の
自分がつまずいたのかをよーく考えてみました。

・・・やっぱり、「自由度の高さ」が一番の理由ですかね。



。。。えっ?「システム回りのめんどくささ」とかじゃないのって?
実は、システム回りだとかって、「子供心」には
「やるしかない」という感覚だったため、
そんなの関係なく、やり続けたもんなんです。

だって、一本5000円とかしたゲームソフトを、
「わからないから」といって投げ出すなんて、
そんなこともったいなくてできなかったわけですよ!!

だから、一つ一つを丁寧にクリアしていったわけです。

そんな当時の自分たちですらクリアできなかったのは、
やっぱり理由があるわけで。


その最大の理由が「自由度の高さ」

このゲーム、小学生の頃の自分たちにとって
「衝撃」だったのを今でもよく覚えています。
それは、

○「王様」に襲い掛かることができる。
「ウルティマ恐怖のエクソダス」から学ぶ はじまりを大切にする


○「街の中の宝物」を盗むことができる。

「ウルティマ恐怖のエクソダス」から学ぶ はじまりを大切にする



といった、ほかではありえないことができること。

ドラクエの王様とか、
「魔王を倒してきてくれ」とかお願いをしておいて、
「100G」と、「どうのつるぎ」と「たびびとのふく」
しかくれないのとかおかしくない!?
もっとよこせ!!とか思ったことありませんか?

「ウルティマ恐怖のエクソダス」から学ぶ はじまりを大切にする



他にも、道具屋のおじちゃんの横においてある
「宝箱」を開けたいとか
そんな欲望にかられたことはありませんか。

ドラクエでは、タンスの中や壺の中、
それどころか宝箱ですら自由にあけていいという、
世間でいう「勇者ルール」が適用されておりますが、

この世界、そうはいきません。

悪いことして「見つかる」と「衛兵」に迫られます。


そして、衛兵が尋常じゃなく強いので、
つかまって殺されるわけですが(^^;

ちなみに、最強キャラは「王様」だそうで。
ケンカ売ると余裕で殺されます(笑)


そんな「ウルティマ」の世界。
本当になんでもしていい。

しかも、ドラクエと違って、
「次の町」に行くのに、一つのクエストがあるとかそんなのありません。
普通に、ゲームはじめて早々に隣町どころか、
マップ上にあるいろんな町に行けてしまいます。

「えっ、いいの?」
いいんです。
なぜなら、このゲーム、はじめの城の横にある街で、
最強クラスの武器や防具がすでに「売って」ます。

ちなみに、まちの人たちに話しかけても、
別にストーリーが進むわけでもなんでもありません。

本気で、自分自身が情報収集を行い、
「何をすればいいのか」
を見つけていかなくてはいけないのです。


ここで、ドラクエだったら、
「とりあえず敵を倒しまくって、レベルあげておこう」
とかすることはあるわけですが、そうもいきません。

モンスターを倒すと、レベルが上がるなんてことはなく、
経験値を貯めた上で、王様に話しかけて
「特別な力」で「成長」させて「もらう」しかないんです。
それによってレベルがあがるのですが、それも、「HP」しか上昇しない。

「ウルティマ恐怖のエクソダス」から学ぶ はじまりを大切にする



そのくせ、敵は強くなります。能力アップです。

だから、このゲームをクリアするためには、
「あえて自分たちもレベルはあげずに、
着実に弱い敵を繰り返して倒す中で、
お金をひたすらに貯める、ということを繰り返して、
装備を整えることで強くなるしかない」んです。


・・・まあ、後半に行くと、
「お金」で能力を高めることができるらしいので、
結果的には、「装備」を整えるのと同じ作業になるわけですが(^^;)


で、そんなことも知らずに、
他のゲームと同じ感覚でレベル上げをすることで、
「敵ばかり強くなり、自分たちは弱いまま」
→「敵は倒せない」→「お金も稼げない」→
「謎解きの際に敵にやられる」→「詰み」というパターンに。


・・・って、このシステム自体も、
やっぱり一つの問題なのか、とも思いますが、
まあ、これはこれで、この世界の話が理解できると
納得する部分もあるわけです。


でも、何よりも一番どうにもならないのは、

「行けるところが自由にありすぎるがため、
はじめに何をどうしていいのかわからない」

ということが、一番の問題点になってきます。


ドラクエやファイナルファンタジーなどは、
感情移入させるためもあり、いろんな試行錯誤はするものの、
大局的には一本道であり、プレイしていて詰まるところはありません。
局地的に詰まることはあっても、その場所さえ丁寧に調べまくるか、
レベルを上げて、ボスモンスターを倒せば、先にすすめます。

だけど、この「ウルティマ」にはそれがありません。
もう、なにがなにやらさっぱりなのです。


そう、人は「できることが増えるほど混乱する」んですよね。
むしろ、ある程度「できること」が絞られている方が
自分はその中で「自由に」選択できる。

なんでもかんでも、すべてが「自由」すぎることで、
実は「自由」どころかなにもなくなってしまうのです。


でも、そんなウルティマも、まったくわけがわからない、
というわけではありません。

ある程度、序盤をなんとかできれば、
その後は「自由」と言いつつも、やるべきことが見えて
きます。
そう、一番タイヘンなのは
「はじまり」の時、「とっかかり」の時なのです。


・・・これ、まさに現実の世界に当てはまりますよね。

世の中、「何をしてもいい」というのがこの現実世界です。

「本当に何でも自由にしていい」
そう言われると、悩んでしまいませんか。
でも、それなりに自分を積み上げてくると
「これをしよう」とか「あれをしよう」というものが出てくる。

要は、「はじまりの部分」を、「とっかかり」を
どんな形でつくりあげるのか、ということが大切
なのです。

そこを乗り切れば、あとは自ずと「流れ」が出来る。

「常にがんばる」というのは、もちろんすばらしいことだけれども、
それでは疲れてしまうし、どこかで自分がわからなくなることもある。

でも、そんな時には「はじまり」を、
「とっかかり」をがんばってみよう。

そうすれば、ゲーム攻略の道が、
世の中の問題解決の糸口が必ず見つかるのだから。



ということで、本日は
「ウルティマ 恐怖のエクソダス」から学ぶ
「はじまりを大切にする」でした。


てなわけで、流れがつくれたので、
あとはクリアまで続けてがんばりたいと思います。



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