2012年01月19日

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

「半熟英雄」とは、
スクウェア(現スクウェア・エニックス)が出した、
戦略シュミレーションゲームです。

各地に城があり、それを攻め取っていく、
というゲームなのですが・・・

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

出てくるキャラクターがおもしろい♪
まずは将軍役として登場するのがすべて「ギリシャ神話」の神様たち
自分のところの部下として、はじめにいるのが
「ゼウス」と「ヴィーナス」
すぐ横にいる城には「プロメテウス」とかいたり、
「アポロン」とか「ポセイドン」とかもいるわけです。

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

そういった、神話とかが好きな私とかは、
好きな神様を集めるだけでも楽しみになります。

闘いの際には、そうした「将軍」と
部下4人が戦うわけです。
それも、単なる運任せではなく、
「ボタンの連打」によって、
ゲージを消費しながら強くなったりします。

かといって、調子に乗って連打しすぎると、
今度はゲージを使い切ってしまい、
結果的にぼこぼこにされたりするわけです。

闘いながら、やられた兵士は、
「ころっ」と画面から転がり落ちていく姿が
演出含めておもしろいなあと。

また、戦略シュミレーションゲームであれば
「軍師」による「陣形」だとか「計略」というのが
あると思います。
このゲームには「きりふだ」なるものがあり、
「しょうにん」から買えるのですが、
これまた、ユニークでおもしろいんです。

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

「フリニゲル」とか「フリノテキ」とか
使ってみると、敵のふりして近寄ってきたところを攻撃する、
逃げたふりして、敵の裏から出てきて攻撃する、といった
動作一つ一つがコミカルでおもしろいんですよね。

そういったものをうまく使いこなしながら
相手の城を落としていき、全部の城を攻略するとクリアです。


で、それ以外に、このゲームの特徴である
もっとも魅力的なのが、
「エッグモンスター」

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

「たまご」というのを持っている将軍は、
そのたまごに「おいのり」することで、
戦闘中に「自分の代わりに戦ってもらう」
ということができるのです。

たまごのまわりで不思議なおどりを踊り、
そのあとに、割れたたまごの中から
「エッグモンスター」というモンスターが出てきます。

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

このモードになると、
よくある「RPG」のようになります。
コマンド選択方式の戦闘シーンです。


こいつらが、強いのから弱いのまで、
そして「愛嬌」のあるやつらが多いんですよね。

ちなみに、使うたびに弱いモンスターになり、
最後は「エッグマン」という、最弱モンスターになります。

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

また、こいつらを強化する方法もあるのですが、
それが、人間界とはまったく関係のない、
「モンスターの城」があり、それを攻略することで、
モンスターから「祈祷」をしてもらうことができるようになります。
それによって、段階を追って強くなるのですが、
このモンスターの城が、すごく強いので、
そもそもこいつらに勝てるくらいなら、
敵の城を落とすだろう、ということで(^^;)


まあ、でも一度は最強エッグモンスターである
「ハデス」の姿は見ておかないと、とは思いますね。


さあ、そんな楽しい、
コミカルな戦略シュミレーションゲーム「半熟英雄」
このゲームの肝は、いったいどこにあるのでしょうか。

それは、ほかの戦略シュミレーション系の
ゲームをやっていてもつくづく思うところですが、
この「半熟英雄」ほど、その大事さが
もろにでるゲームも少なくありません。

その肝とは「いかに安全地帯をつくりながらゲームを進めるか」ということ。

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

その理由は、「敵を倒しても仲間にはならない」ため。

「毎月」という「ターン」があり、その「月ごと」に
「給料」を支払ったり、「城を成長」させたり、
買い物(お助けアイテム)をしたりと
いろいろとしていくのですが、

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

その時に起こる「ランダムイベント」で、
「地震発生」「ブス来襲」「豊作」「凶作」などの
これまた魅力的なイベントがおこるのですが、
その中の一つである「将軍士官」というイベントでのみ、
「部下」が増えるのです。

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

「部下」がいない城は、
敵が来た瞬間に相手のモノになってしまうので、
必ず「守備用の将軍」が必要になるわけですが、
はじめにいる「3人」だけでは、
どうしても「3つ」まっでしか城が持てないわけです。

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

まあ、それで守りを固めつつ、
「将軍士官」のイベントが起こるまで待つ、
というのも一つですが、
きりがなかったり、時間ばかりが経過したり、
また収入が少ない場合には「ジリ貧」にもなりかねません。

そのため、「少ない将軍をどう配置するか」
ということが、このゲームの最大のポイントになります。

つまり、敵に攻め込まれないように、
安全地帯をつくりながら、どう攻略していくのか、
という「戦略」をきちんと立てて攻略することが
大切になってくるのです。

もちろん、その上で、「エッグモンスター」の使い方や、
「きりふだ」の使い方、敵との接触の仕方などの
「戦術」も考える必要があるのですが、

「戦術」を工夫することで「戦略的劣勢」を覆せるほど、
このゲームは甘くありません。

なので、きちんと戦略的優位に立てるような
そんなやり方で進めていかなくてはいけません。

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

なんて、言葉としては「戦略」と「戦術」なんて、
子供時代には知りもしなかった言葉ですが、
感覚として、それをとらえることができていたのは
非常に大きな学びだったなと、そう思います。

戦略眼により、大局的にものをみながら、
戦術眼により、局地的勝利をものにする

その両者を組み合わせることでこそ、
ゲーム攻略ができる。

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

それを、楽しみながらもできた「半熟英雄」

「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術

はっきりいって、私は超名作だと思っています。
いま、ふたたびプレイしてみて
「やっぱりおもしろいなあ」と、そう思います。

ゲームバランスやシステムまわりも
「さすがだな」と思うつくりをしています。

いまプレイしても、最新のゲームと遜色ない、
そんなゲームです。

ぜひとも、みなさま、プレイしてみてくださいませ。


以上、「半熟英雄」から学ぶ 「戦略と戦術」でした。



同じカテゴリー(ゲームで学ぶ人生哲学)の記事画像
「パックマン」から学ぶ 人の生き方の4つの種類
ゲーセンで学んだ秩序
【「ファミリーベーシック」から学ぶ 「人の成長の仕方」】
【「人生ゲーム」から学ぶ 参加の意義をもたせる】
「ドラクエ10」から学ぶ 「人の役に立つ方法」
「影の伝説」から学ぶ 知ったつもりになるな
同じカテゴリー(ゲームで学ぶ人生哲学)の記事
 「パックマン」から学ぶ 人の生き方の4つの種類 (2018-10-07 05:34)
 ゲーセンで学んだ秩序 (2018-07-04 05:03)
 【「ファミリーベーシック」から学ぶ 「人の成長の仕方」】 (2014-03-12 21:59)
 【「人生ゲーム」から学ぶ 参加の意義をもたせる】 (2013-11-07 02:59)
 「ドラクエ10」から学ぶ 「人の役に立つ方法」 (2013-04-23 06:49)
 「影の伝説」から学ぶ 知ったつもりになるな (2012-11-23 17:00)

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「半熟英雄」から学ぶ 戦略と戦術
    コメント(0)