2012年02月03日

「ロードランナー」から学ぶ やり過ごすことの大切さ

「ロードランナー」から学ぶ やり過ごすことの大切さ

「ロードランナー」から学ぶ やり過ごすことの大切さ



「ロードランナー」
これまたハドソンの名作ソフトです。

ちなみに、「ボンバーマン」を全クリすると、
「ロードランナー」になれるというのは、
ボンバーマンをクリアしたことがある人じゃないと
わからないネタですよね。

むしろ、いまや「ボンバーマン」の方が
メジャーなので、この「ロードランナー」の主人公と
人気が逆転してそうですが。

まあ、そんな話はおいといて。

「ロードランナー」から学ぶ やり過ごすことの大切さ



「ロードランナー」
落ちている金塊をすべて回収すると、
画面上部につながるはしごが出現するので、
それを登っていくとクリアになるゲームです。

で、主人公は、「ボタン」を押すことで、
「穴」を掘れるんですよね。
Aボタンで右側を、Bボタンで左側を。

あとは、上下左右で移動。
はしごを登る時だけ、上下を使います。

「ロードランナー」から学ぶ やり過ごすことの大切さ



まあ、普通に主人公を動かして置いてある「金塊」を集めるだけ。
なら、なんとでもなるゲームなのですが、
実はこのゲームの肝は「敵」が「金塊」を取る、ということにあります。

敵である「ロボット」が、金塊を持っていない状態で
金塊のところを通り過ぎると、必ず金塊を「持ちます」

その金塊を吐き出させる方法は、
「自分で吐き出すまで待つ」か、
「穴を掘ってそこに落とす」の二通りしかありません。

「ロードランナー」から学ぶ やり過ごすことの大切さ



さて、敵は、基本的には主人公を追いかけてきます。
が、その認識は、まず「同じ高さ」にいるかどうかをチェックして、
「同じ高さ」にいたら、続いて「同じところ」に移動する、
という思考ルーチンで行動してきます。

そのため、壁を隔てていたりしても、
横のラインで並んでいたら常にこっちに向かってくるという、
実際には壁に向かってずっと突進を続けることになるわけで。

一見すると「おバカ」な行動をする敵なんですよね。

でもそれが、奥深いゲームにすることを
生み出しているんですよね。


序盤は、単に普通に敵をかわして、
金塊を集めるだけでいいのですが、
そのうち、頭を使わないと金塊がとれないようになってきます。

で、そこからがこの「ロードランナー」の真骨頂です!!

「ロードランナー」から学ぶ やり過ごすことの大切さ



あえて敵に取らせておいて、そこから取るとか、
敵の動きを呼んで、「敵の頭の上に乗る」ことで、移動するとか、
そうしたことが必要になるんです。

そうなってくると、単なる「アクションゲーム」から、
「謎解きパズルゲーム」に変わるんですよね。

これが、ロードランナーを
名作にもしている理由にもなるし、
人によっては「こんなんできるか―!!!」と
投げ出す理由にもなる(笑)


さて、そんなロードランナーから何を学んだのか。
それは、「やりすごす」ということの大切さ。

このゲーム、敵を倒すとそれで終わりではなく、
「画面上部」から、また復活して出てきます。
そう、倒しても無限に出てくるので、
あまり倒す意味がないんですよね。

もちろん、上記「パズル」としての要素として、
あえて敵を倒した後に、そうして敵に集めてきてもらうこともまた、
必要になることもあります。

でも、原則、倒す意味がないのです。

だけど、「ゲームと言えば敵を倒すもの」
として、やってきている自分としては、
ついつい、倒し続けちゃうわけです。
むしろ「倒さなくちゃいけない」と思っちゃうんですよね。

でも、やればやるほど、
「倒すよりも、足止めだけすればいい」
ってことに気がつきます。

「ロードランナー」から学ぶ やり過ごすことの大切さ



これが、現実世界でも大切なんですよね。
いまある問題を「解決する」だけではない。

とりあえず「保留」にすること。

その場をなんとかやり過ごすだけにしておき、
問題を後で解決する、ということができるわけです。
もちろん、その場で解決する力があるのであれば、
それはそれでひとつの方法ではあります。

が、もしいま自分が問題を解決する力がないのであれば、
ひとまず「保留」をしておき、
力を付けてからあとで「解決」すればいい
ってことは多々あるわけです。

また、解決するにはすごい労力がかかります。
でも、やりすごすだけであれば、
そこまでの労力はかかりません。

もっと別にやるべきことがあるのであれば、
今はやり過ごして、別のところに力を入れるということも
必要になるんですよね。
そうした「やり過ごすこと」というのを学んだのが、
この「ロードランナー」をプレイしていて学んだことです。


ということで、
「ロードランナー」から学ぶ
「やり過ごすことの大切さ」でした。

「ロードランナー」から学ぶ やり過ごすことの大切さ



PS.チャンピオンシップロードランナー、
買ったのはいいけれど、結局50面を適当に
パスワード入れてプレイして、そこしかクリアしてません。
意外と、50面は楽だったけど、ほかが難しいんですよね。
というか、当時の自分にはとてもクリアできなかった・・・



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