2011年12月29日

「星をみるひと」から学ぶ 自分自身で目的を見出す力

「星をみるひと」から学ぶ 自分自身で目的を見出す力

「クソゲー」として有名なゲーム
「星をみるひと」

「星をみるひと」から学ぶ 自分自身で目的を見出す力



ある種、伝説的にさえなっているゲームですが、
私は小さい頃、仲間三人まで集めて、
いいところまですすめておりました。

「クリアしてないの!?」
と突っ込む人もいるかもしれませんが、
これがどれだけすごいことなのかは、
そこまでプレイしたことのある人にしか
わからないと思います。

否。

レベル2まで成長させたことがある人であれば、
この苦悩は理解できると!!!


「ふっかつしゃ」と「さらまんど」
に、はたして私はどれだけ苦しめられたのか・・・・



・・・って、その話になってしまうと、
また長くなってしまうので、
これが「クソゲー」ではない、ということから
話をはじめてみたいと思います。



実は、いまこのゲームのシステムまわりを調整して、
リメイクしたらまちがいなく「名作」になるなと思っています。

それはどういうことか。

絶品の「シナリオ」にその謎が隠されています。


よく「クソゲー」として非難される理由になります、

「スタート直後に説明もなく放り出される」こと
「街」も何もないマップ
初期のマップに登場する超強敵
※ドラクエでいけば、「スライム」がいるところに
ふつうに「ドラゴン」が出てくるようなもの(誇張なし)

<主人公 寒空の下に放り出されるの図>
「星をみるひと」から学ぶ 自分自身で目的を見出す力



これらの条件から、「クソゲー」との認識が強いわけですが、
実はこれは、よくある「ドラクエ」に対する不満とか
そういったものをリアルにした場合を示しています。

みなさん、一度や二度はこう考えたことがありませんか?

「ドラクエとかで、はじめになんでスライムとか
弱いモンスター配置してるのかな?
あそこに強いモンスター配置すれば、魔王は安泰じゃね?」

「街とか村も、モンスターに襲われて大変なんじゃね?」

「勇者さまが王様に呼ばれて冒険に出るなんて、ありきたりすぎるよね」

「なんで死ぬと王様のところに戻れるの?」

そう、そうした疑念をすべて形にして
示してくれているのが、この「星をみるひと」なんですよね。



ここでストーリー的に説明をすると・・・
「人類」は「機械」や「宇宙人」に攻撃をされて
絶滅寸前の弱い生き物。
だから、街を見える形で表示していたら
あっというまに攻撃されてほろぼされてしまう。

そのため、街を外敵から守るために、
「見えないようにカモフラージュしている」

そのため、マップ上に何も見えないわけです。

当然、その周辺をうろうろしているモンスターも、
「スライム」のような存在である「じゃんく」という
機械のモンスターもいますが、
「ふっかつしゃ」「さらまんど」という
「ドラゴン」のような存在もうようよしているわけです。

いきなりそういった凶悪モンスターとあってやられるのも
これまた納得がいきますよね。

しかも、やられるといきなりタイトル画面に。

もちろん、これも納得の仕様なわけです。


これらを「不親切」ととるのか、
よくできた「設定」ととるかで評価が変わります。


もちろん、それ以外の部分で
いろいろとシステムが悪いのは認めるところですが
(例:「にげる」のコマンドがないので、強敵にあったら即終了だとか、
マップの移動速度が遅すぎてイライラしてくるとか)
それを抜きにして考えたら、超名作と言われても過言ではないと思います。


さて、ここまで話してくるとわかると思いますが、
「星をみるひと」は、ドラクエとかと比べて、
本当に「リアル」にできているわけです。

そんな「星をみるひと」から学べること
それは「忍耐力」・・・・ではなく
(おもわず本音が出ちゃいました(笑)


「着実に倒せる敵を選んで倒していくことで
自分で道を切り拓いていく力」です。

「にげる」のコマンドがないのは、あれですが、
現実世界に置き換えた場合に、
ドラクエと違って、はじめから現実なんですよね。

つまり、自分の目の前に
「どうあがいても今の自分では立ち向かえない敵」がいて、
でも、それをどうこうしようとしてもどうにもならない。
まずは「倒せる敵」を倒して、一歩一歩着実に成長していくことで、
遠回りに遠回りを重ねることで、成長し、最後には勝てるようになること。

そして、現実と同じく、いきなり放り出される現実。
普通、他人から何か目的を告げられたりはしないもの。
自分がいろんな人生経験を積んできた中で
「あれをしよう」「これをしよう」と目的を見出していく。

そうしたことが学べるのです。

どうですか。

「クソゲー」と言われておりますが、
やってみたくなりませんか。

ぜひとも、名作ですので、
人生と同じで「あきらめない心」でやり遂げてください。

私も、20年以上放置していた続きを
クリアしてみたいと思います。

そう、「あきらめない心」で。




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